| 夢を見ていた頃に
あの頃はいつも 夢を見て語りあった
灰色の空の下に眠る 賑やかな街並みに
さよなら告げたのは何故
僕さえも もうわからない
君の掌の温もりに 淋しさ感じたのは僕の方さ
いつか別れを知る日が来るとは わかっていたけれど
どうしても 手放したくはなかったのに
ふたりで過ごしてきたものは 今を確かにする術じゃない
僕の全てわかったフリは 君の気まぐれな挑発かい?
なにも距離など変わってやしない
アスファルトに埋もれた 君の笑顔
言葉じゃない囁きに変えて
届くだろうか 閉ざされた心に
時計の針はもう 明日を見て微笑んで
ネオンの夜の下に眠る 華やかな街角で
時間に脅えていたの
君さえも もうわからない
人の優しさの偽りに 悲しみ覚えたのは僕の方
いつか離れてしまうと知っていたから わかっていたからと
そんなふうに 諦めてしまえたの
ふたりで過ごしてきた日々は 今を確かめる術じゃない
霞んだ都会の夜に 今も君の姿を探してる
何も本当は 変わってやしないさ
たとえ時間(とき)が流れても 夢の面影
夜空に映る 昏い景色に
君の鼓動 伝えてくれるなら
このまま過ごしてゆくだけが 今を生きのびる術なのかい
僕がいつも犯した罪が 君の優しさを奪っていた
誰も愛など 知りやしないと
灰色に閉ざされた 誰かの時間
言葉じゃない 叫びの前に
気づくだろうか 夢を見ていた頃に。
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