TOP >> Word >> 信頼された矛盾



★Short Poetry
囁きは夢の速さ
水中花
風の結末
別離
眩暈
生命への畏敬
深夜
現実逃避の賢者
狂おしき夜
風の行方
忘れられた問い
軌跡
虚空への祈り
運命の手綱
束縛の意識

★Long Sentence
Poetry
寒天を往く途 …NEW!
雨の中の青い幻
雪降る夜に
信頼された矛盾
虹を見れなかった君のために
透過光
紺碧の空
冷酷の晨(あした)
閉鎖された外界
夢を見ていた頃に
透きとおった絶望
錯覚という出逢い
純粋なる絶望

★Prose
時を告げる孤独

★Story
瑠璃の瞳 …NEW!
信頼された矛盾
裏切りを遠ざけるために 何かを培いながら僕は
誰かを抱きしめてゆくが為
この腕の力も失くす程 信じられるものだけを捜した


この身を 委ねられるものだけを
ずっと 何かのぬくもりだけを 夢見て
それを僕が この手が
崩してしまわぬように願っていたのに
優しさを与えあううちに どうして傷つけあうのだろう


捨てられぬ約束と 奪い取られる気持ちの上で
やがて訪れる なまぬるい夜明け
遠ざかる程に縋りつき 消えてゆく程に描き続けた
失くしてしまうのは 無邪気故に残酷な 美しい素直さ
そう 僕に告げたよね そう僕に向かって


誰が願ったのだろう 信じたための非情な結末と
出逢うより遠い 面影を
何かを護るために強くなることが
その何かを傷つけた
その想いに 押し潰されて


ねぇ もし僕が逝ったなら 泣いてくれるかい
もし僕が打ち拉がれたなら 憐れみではない慰めを
もし僕が栄誉や幸福を手に入れたなら 妬みや僻みではない祝詞を
僕にくれるのかい そう信じてもいいのかい


それとも そう問われているのは
僕の方だろうか それさえも
もう わからない


「ずっと傍にいる。」と告げた言葉が
何故 裏切りになるのだろう
「傷つけはしない。」と誓う言葉が
何故 心を抉るのだろう


青い時に沈む 雨は明日 やむのだろうか