TOP >> Word >> 雨の中の青い幻



★Short Poetry
囁きは夢の速さ
水中花
風の結末
別離
眩暈
生命への畏敬
深夜
現実逃避の賢者
狂おしき夜
風の行方
忘れられた問い
軌跡
虚空への祈り
運命の手綱
束縛の意識

★Long Sentence
Poetry
寒天を往く途 …NEW!
雨の中の青い幻
雪降る夜に
信頼された矛盾
虹を見れなかった君のために
透過光
紺碧の空
冷酷の晨(あした)
閉鎖された外界
夢を見ていた頃に
透きとおった絶望
錯覚という出逢い
純粋なる絶望

★Prose
時を告げる孤独

★Story
瑠璃の瞳 …NEW!
雨の中の青い幻

佇む影に 射しこむのは
辛い程に 透き通る
美しさの中の冷たさ


ここで もう少しで
何かが見つかりそうだった


だから駈けてゆくの、と
冷たい雨 傘を投げ捨てて。
雨音、足音。跳ね返るのは雨の雫。
消えてゆく姿、それとも…幻。
映した瞳も 水に滲んで
とけてゆく 濃く灰色に青く煙る街角に


誰かの優しさにふれ
その慰めに 憧れを抱いてた


たとえ 想いのすべてが偽りだとしても
どうかそれを 気づかせないで
ゆらぐ景色の中に 夢を見つけられるから
霞む世界が 虚ろに光る綺麗さに
心を解き放すこともできるから
だからどうか その傘は 捨てたままにして


ここは冷たくて でもとても 美しい。
躯が凍えても あたたかい夢が 視れるから


たとえそれが 幻でも
この青い世界を どうか覆ってしまわないで
この蒼い幻に 身を委ねていたいから。